レビューになりきれない映画評。でも、独自路線でまったりと語ります。
【ダ・ヴィンチ・コード】
ダ・ヴィンチ・コード (2006)
原作は、話題になったときに読んでいます。
結構面白かった。ミステリーとしては上出来。ただし、上巻のスピーディーな展開に比べて、終盤に向かってどんどんつまらなくなってしまった、と記憶しています。特にラストは拍子抜け。出だしのよさに、勝手に期待が膨らんでしまったのだと思います。
小説の力は大きく、ベストセラーの頃にはたくさんの特集番組が組まれていて、いくつか観た記憶があります。
さて、映画なのですが、やはりいろいろな意味で難しい。
原作は薀蓄の宝庫でしたから、豊富な傍証があってこそ謎解きもドキドキ・ワクワクなわけで、映画でそれを表現するのはなかなか難しい、という意味でもあります。
映画単体で見ると、謎解きのスピードが速いので、たぶん私はついていけなかったことでしょう。もちろん理解できる方もいるかとは思いますが、一般的には予備知識を少しでも仕入れてから観たほうが良い作品だと思います。
キリスト教圏ではいろいろ物議を醸す内容であることには間違いありません。
ですが、残念ながらキリスト教徒ではない私には今ひとつポイントがぼやけてしまいます。何が問題なのか、知識ではわかっても、感覚としてはわからない。
例えば、学校の歴史の授業でイエス・キリストを習った私にとっては、キリストが「人間」であろうと、「人間から神になった」のであろうと「神そのもの」であろうと、ある意味「歴史上」の人物に過ぎないのです。ですから、それを信仰として崇める人と同じように、この物語を受け止めることはできるわけがない。私はキリスト教以外でも信仰を持ちませんから、なおさらです。こういう宗教問題で、「わかった気がする」などと無責任なことを言ってはならないとも思っています。
フィクションである、と片付けてしまうのは、少々憚られる内容でもあるようです。
ただ、やはりトム・ハンクスは安心して観ていられる俳優さんであることを改めて実感。演技力なのかどうかは私には判然としませんが、役を自分のものとしてしまう、ということについては、この方は最高です。昔からなんだか良い役に当たり過ぎている気もするのですが、それはそれ、ご本人の実力なのでしょう。
ジャン・レノを持ってくる必要はなかったんじゃないかな。必要以上に期待してしまうから(笑)。
ルーブルが最初の舞台になっているのは、やはり見どころかと。
「ルーブル美術館にぜひ一度行ってみたいな」と思ってみたり、「教会建築はなかなか面白いな」と思ってみたり、「教会っていろいろ大変なんだな」と思ってみたり、本筋とは関係ないことを頭の隅にチラチラと思いながら、楽しんだのでした。
それと・・オドレイ・トゥトゥの仏語訛の英語が結構耳にうるさかった(苦笑)。フランス映画は観ていても平気なんですが、「仏語訛英語」はなんだか私には厳しい。『アメリ』のトゥトゥが結構好きだったので、この点はちょっと残念。まったく本編とは関係ありませんが。
キリスト教云々はおいておいて、純粋ミステリーとしては楽しめるかもしれません。
いえ、それでも原作に軍配が上がりますか。
今月初めのニュースで、この作品が「映画化にがっかり」作品に揚げられていましたので、ご参考までに。
http://www.ew.com/ew/gallery/0,,20196409_1,00.html
オスカーのロン・ハワードも、こんなじゃ…のノリ。主演二人に難ありとも。なかなか手厳しいが、正しいと思います。
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原作は、話題になったときに読んでいます。
結構面白かった。ミステリーとしては上出来。ただし、上巻のスピーディーな展開に比べて、終盤に向かってどんどんつまらなくなってしまった、と記憶しています。特にラストは拍子抜け。出だしのよさに、勝手に期待が膨らんでしまったのだと思います。
小説の力は大きく、ベストセラーの頃にはたくさんの特集番組が組まれていて、いくつか観た記憶があります。
さて、映画なのですが、やはりいろいろな意味で難しい。
原作は薀蓄の宝庫でしたから、豊富な傍証があってこそ謎解きもドキドキ・ワクワクなわけで、映画でそれを表現するのはなかなか難しい、という意味でもあります。
映画単体で見ると、謎解きのスピードが速いので、たぶん私はついていけなかったことでしょう。もちろん理解できる方もいるかとは思いますが、一般的には予備知識を少しでも仕入れてから観たほうが良い作品だと思います。
キリスト教圏ではいろいろ物議を醸す内容であることには間違いありません。
ですが、残念ながらキリスト教徒ではない私には今ひとつポイントがぼやけてしまいます。何が問題なのか、知識ではわかっても、感覚としてはわからない。
例えば、学校の歴史の授業でイエス・キリストを習った私にとっては、キリストが「人間」であろうと、「人間から神になった」のであろうと「神そのもの」であろうと、ある意味「歴史上」の人物に過ぎないのです。ですから、それを信仰として崇める人と同じように、この物語を受け止めることはできるわけがない。私はキリスト教以外でも信仰を持ちませんから、なおさらです。こういう宗教問題で、「わかった気がする」などと無責任なことを言ってはならないとも思っています。
フィクションである、と片付けてしまうのは、少々憚られる内容でもあるようです。
ただ、やはりトム・ハンクスは安心して観ていられる俳優さんであることを改めて実感。演技力なのかどうかは私には判然としませんが、役を自分のものとしてしまう、ということについては、この方は最高です。昔からなんだか良い役に当たり過ぎている気もするのですが、それはそれ、ご本人の実力なのでしょう。
ジャン・レノを持ってくる必要はなかったんじゃないかな。必要以上に期待してしまうから(笑)。
ルーブルが最初の舞台になっているのは、やはり見どころかと。
「ルーブル美術館にぜひ一度行ってみたいな」と思ってみたり、「教会建築はなかなか面白いな」と思ってみたり、「教会っていろいろ大変なんだな」と思ってみたり、本筋とは関係ないことを頭の隅にチラチラと思いながら、楽しんだのでした。
それと・・オドレイ・トゥトゥの仏語訛の英語が結構耳にうるさかった(苦笑)。フランス映画は観ていても平気なんですが、「仏語訛英語」はなんだか私には厳しい。『アメリ』のトゥトゥが結構好きだったので、この点はちょっと残念。まったく本編とは関係ありませんが。
キリスト教云々はおいておいて、純粋ミステリーとしては楽しめるかもしれません。
いえ、それでも原作に軍配が上がりますか。
今月初めのニュースで、この作品が「映画化にがっかり」作品に揚げられていましたので、ご参考までに。
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プロフィール
Author:わさきち
にゃんこの舟盛りの映画・アニメレビューを独立させてみました。ほぼ連動してますが、こちらのが若干マニアックでクドイ(苦笑)かも・・・。
ネタばれは書きません。
何事もポジティブにとらえたい性質なので、批評は前向きです。
貶すところしかないようは作品は取り上げません。
こんなスタンスです。
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