レビューになりきれない映画評。でも、独自路線でまったりと語ります。  
 
 
 
 

【プロデューサーズ】

『プロデューサーズ』(2005)

プロデューサーズ コレクターズ・エディションプロデューサーズ コレクターズ・エディション
(2008/04/04)
マシュー・ブロデリックネイサン・レイン

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この作品は当初はミュージカル映画(1968年)として作られ、2001年に舞台化、そのヒットを受けて2005年に映画化、とうい経緯をたどって生まれました。

日本では「ミュージカル」というと舞台ありきの印象がありますが、映画の歴史を紐解いてみれば、「ミュージカル映画」は必ずしも「舞台を映画化する」という単純なものではないことがわかると思います。

2000年代には『ムーラン・ルージュ』(2001)、『シカゴ』(2002)などの名作が生まれて「ミュージカル映画は苦手」という方にも、ある程度の評価を受けられるようになっていました。役者さんがよかったり、脚本がよくできていたり、褒めどころはたくさんあると思うのですが、やはり「映像技術の進化」の後押しは大きい。過去のミュージカル映画の名作とは明らかに違う魅力を、現代のミュージカル映画は持っています。

非常に大雑把なくくりなのですが、『ムーラン・ルージュ』やロイドウェーバーの『オペラ座の怪人』(2004)などは、構成や作り方(見せ方)をとっても、技術を駆使している点をとっても、ある意味とても現代らしい作品です。一方で、『シカゴ』や『レント』(2006)は、ある程度「ミュージカル映画」の基本路線の延長です。

さて、『プロデューサーズ』はもちろん後者にあたります。しかも、より過去のミュージカル映画に近い。振り付けもある意味古典的で、より舞台チック。良い意味でのブロードウェイらしさに溢れている作品です。これは、主演のレオとマックスが舞台版を演じているお二人であるということも大きく、見所の一つです。エンドロールの最後の最後まで舞台を意識して凝りに凝っていますから、ちゃんとご覧あれ。

見どころというか、笑いどころはたくさんあるのですが、英語が分かる方は、スウェーデン訛、ドイツ訛、アイリッシュ系、オネェ系(?)と、楽しい言葉遊びの数々が楽しめると思います。演技も、特にマックスを演じているネイサン・レインが素晴らしく、舞台版もさぞ面白いだろうと思わせてくれます。この映画は文字通り爆笑を誘うシーンがたくさんあるので、映画館で観たときはちょっと苦労しました(笑)。舞台だったら普通に笑っていいのに、なぜか映画館では憚られるんですよね。笑ってもいいんだとは思うのですが…。

実際にミュージカルを舞台で観る方には、特にお勧めしたい作品です。
ただし、ウェストエンド派な方はバカにするのかも(笑)。ほんと、バカバカしいですから。
私はブロードウェイ系もウエストエンド系も好きですが、日本では若干後者にファンが多いような。

この映画を気に入られた方には、(まだご覧になっていなければ)ジーン・ケリーの『雨に唄えば』(1952)あたりをお勧めします。


雨に唄えば雨に唄えば
(2007/12/07)
ジーン・ケリー

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ジーン・ケリーによるジーン・ケリーのための映画。
でも、コズモ役のドナルド・オコーナーのほうが、私は好き(笑)


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Author:わさきち
にゃんこの舟盛りの映画・アニメレビューを独立させてみました。ほぼ連動してますが、こちらのが若干マニアックでクドイ(苦笑)かも・・・。

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貶すところしかないようは作品は取り上げません。

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