レビューになりきれない映画評。でも、独自路線でまったりと語ります。  
 
 
 
 

とにかく、かっこいい世界へようこそ!! 【機動警察パトレイバー the Movie】

『機動警察パトレイバー the Movie』(1989)

機動警察パトレイバー 劇場版機動警察パトレイバー 劇場版
(2004/01/23)
冨永みーな古川登志夫

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まずは、オープニングでやられます。とにかく、かっこいい。
制作が1989年ということを忘れてしまうくらい、かっこいい。

現代日本を代表するアニメのクリエーターと言えば、私は迷わず押井監督と宮崎駿監督をあげます。この二人は、画コンテから起こせて、キャラクターデザインもできて、ストーリーも作れて、しかも完成度の高い世界を作り出して観客を魅了する。押井監督に言わせれば、「三鷹の巨匠」とは「波長が似ている」のだとか。

似ているといえば似ているし、似ていないといえば似ても似つかない、そんな気がいたしますが…。

さて、『機動警察パトレイバー the Movie』です。

今から20年近くも前の作品です。当時の私の趣味から言えば、知っていても観る事はなかった作品なのは確かですが、それでも今日まで見ていなかったことには後悔します。

「バビロン・プロジェクト」「方舟」「BABEL」などなど、旧約聖書のモチーフをふんだんに使って、なかなか頭を使わせます。主要登場人物の名前が帆場英一(ホバエイイチ)…、細かく作りこんでいます。押井作品は妙に哲学的で難しい部分もあるのですが、前提条件(舞台設定)を、「説明的でなく」観客に納得させてしまえるのが素晴らしい。押井監督は一つの台詞に10の意味を持たせる天才です。

後に続く『攻殻機動隊』をご存知であれば、『攻機』の原型は既にここにある、ということにも気付かれるかもしれません。テレビ・シリーズの『攻殻機動隊S.A.C』(これは正確には押井作品ではないのですが…)が、この『パトレイバー』からも影響を受けていることが窺えます。おなじみの「鳥」のシーンもちゃんと入っていて、納得。

声優人はなんだか懐かしい感じがします。
子供の頃、『うる星やつら』を見ていたので、「これって諸星アタルの声だ」とか「この声は…あ、メガネだ!」とか(笑)。

そして、「彼女がいないと僕の作品が作品として成り立たない」と言わしめた声優・榊原良子さんの声もここで聴くことができます。(『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』で"人形使い"を演じられておられるそうな。もちろん、2ndGIGの茅葺総理でございます。)

今年夏に『スカイ・クロラ』は、意外にも意外、恋愛ものということで、どんなものになるやら楽しみです。サンフランシスコのスカイ・ウォーカーサウンドで行われたプレミア試写会では絶賛だったとか。むしろ海外での評価が高い押井監督ですから、既にヨーロッパでの配給も決まっており、アジア圏でも順調に交渉が進んでいるとか。

「三鷹の巨匠」は大丈夫でしょうか?
前作でご子息がとんでもなくジブリの名を汚してしまい、あまつさえ、多くのジブリファン、宮崎ファンをがっかりさせてしまったことに責任を感じられて、御大はもう一度挑戦されようとしているように感じます。頑張れ、ポニョ!!



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Author:わさきち
にゃんこの舟盛りの映画・アニメレビューを独立させてみました。ほぼ連動してますが、こちらのが若干マニアックでクドイ(苦笑)かも・・・。

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貶すところしかないようは作品は取り上げません。

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