レビューになりきれない映画評。でも、独自路線でまったりと語ります。
見ごたえあるアナザーストーリー、【WXIII 機動警察パトレイバー】
見て損はない!
WXIII 機動警察パトレイバー(2002)
ウェイステッドサーティーン と読むようです。「廃棄物13号」のことです。
まずは、前作2作の劇場版パトレイバーとは、別物と考えて、しかも時間をおいてから見たほうが良いかもしれません(って、こんなに連続して観ている私がおかしいのか?)
どちらが良いか悪いかではなくて、無意識に押井監督作品と比べてしまうので、そうするとちょっと残念なことに。
世間的にも残念ながら評価が低いようですが、「比べて」しまうのかな。それなりに"味"のある作品になっていると思いますが。
そして、タイトルがイマひとつだったのかも。「Wasted 13」-機動警察パトレイバー外伝- みたくすればよかったんじゃないかと思います。
だって、しのぶさんもいない、後藤さんの活躍もイマひとつ、パトレイバーの活躍も最後だけ、なわけですから…。
これはサスペンスというより「推理もの」といった雰囲気の、ちょっと渋い仕上がりで、久住刑事を演じる綿引勝彦さんが、なかなかのもの。だんだん、「鬼平」の五郎蔵親分にしか思えなくなってくるのですが、それはそれ、決して嫌な感じではありません。そして、冴子を演じているのは、攻機の草薙素子ですよ。こういう役柄もできるんだ、とちょっとびっくり。
ストーリーとしてはシンプルですが丁寧に描いていて、ほどよく推理のしがいもあり、見ごたえある作品です。ですが、2点、気になる点が。
一点目、演出のマンネリ化。久住刑事などの「聞き込み」シーンで、台詞を入れずに音楽だけで表現するのはすごく良いと思うのですが、3回目はやりすぎです。使えるのは2度までです。たぶん。
二点目、ストーリーの中心がぼやけている。というか、欲張りすぎたのか。
謎解き中心のお話か、と思いきや、マッド・サイエンティストと化した哀しい母親の性を描きたいのか…主人公は、誰? 群像ものと言うには中途半端なのに、深く描きこまれた人物もいない。そして、回収されない伏線がいくつか。特に、結局誰が何のためにバイオ兵器を開発していたのか(実行者はともかく)背景が分からないままです。いえ、主要人物がしっかり描きこまれていたら、そんな背景など必要ないのですが、本来「背景」の側にいるはずの石原一佐の存在感が大きすぎて…気になるやんけ?
ともかく、シリーズものっていうのは難しいということです。しかも原作もあるとなおさら…。
既存ファンはかなりシビアなものです。ですが、本作については特に前作2作を見ておく必要はないし、そういう意味ではよい作品です。切り離してあげたほうが、本来の鑑賞ができるのではないかと、再度書いておきます。
どこかで書いていますが、私は映画もアニメもそこそこ観ますが、原作はほとんど興味がありません。読書は全然別ジャンルで、映画とは切り離したいのです。しかも、映画を原作を持ち出して批判するのは、はっきり言って映画の見方として間違っていると思いますし、作り手は「原作とは違ってもこれが映画としてはいいんだ!」という意気込みで作って欲しいし、そういう作品が好きです。
本作について言えば、原作にもひっぱられ(って想像ですが)、前2作にもひっぱられ、というところが、結局どことなく漂う中途半端さになって現れてしまいました。腹をくくって「完結した作品」として撮れば、もっとよくなったのでは? と思うわけです。
でも、いろいろと難しいですわね、きっと。
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WXIII 機動警察パトレイバー(2002)
ウェイステッドサーティーン と読むようです。「廃棄物13号」のことです。
![]() | WXIII 機動警察パトレイバー (2002/09/25) 綿引勝彦平田広明 商品詳細を見る |
まずは、前作2作の劇場版パトレイバーとは、別物と考えて、しかも時間をおいてから見たほうが良いかもしれません(って、こんなに連続して観ている私がおかしいのか?)
どちらが良いか悪いかではなくて、無意識に押井監督作品と比べてしまうので、そうするとちょっと残念なことに。
世間的にも残念ながら評価が低いようですが、「比べて」しまうのかな。それなりに"味"のある作品になっていると思いますが。
そして、タイトルがイマひとつだったのかも。「Wasted 13」-機動警察パトレイバー外伝- みたくすればよかったんじゃないかと思います。
だって、しのぶさんもいない、後藤さんの活躍もイマひとつ、パトレイバーの活躍も最後だけ、なわけですから…。
これはサスペンスというより「推理もの」といった雰囲気の、ちょっと渋い仕上がりで、久住刑事を演じる綿引勝彦さんが、なかなかのもの。だんだん、「鬼平」の五郎蔵親分にしか思えなくなってくるのですが、それはそれ、決して嫌な感じではありません。そして、冴子を演じているのは、攻機の草薙素子ですよ。こういう役柄もできるんだ、とちょっとびっくり。
ストーリーとしてはシンプルですが丁寧に描いていて、ほどよく推理のしがいもあり、見ごたえある作品です。ですが、2点、気になる点が。
一点目、演出のマンネリ化。久住刑事などの「聞き込み」シーンで、台詞を入れずに音楽だけで表現するのはすごく良いと思うのですが、3回目はやりすぎです。使えるのは2度までです。たぶん。
二点目、ストーリーの中心がぼやけている。というか、欲張りすぎたのか。
謎解き中心のお話か、と思いきや、マッド・サイエンティストと化した哀しい母親の性を描きたいのか…主人公は、誰? 群像ものと言うには中途半端なのに、深く描きこまれた人物もいない。そして、回収されない伏線がいくつか。特に、結局誰が何のためにバイオ兵器を開発していたのか(実行者はともかく)背景が分からないままです。いえ、主要人物がしっかり描きこまれていたら、そんな背景など必要ないのですが、本来「背景」の側にいるはずの石原一佐の存在感が大きすぎて…気になるやんけ?
ともかく、シリーズものっていうのは難しいということです。しかも原作もあるとなおさら…。
既存ファンはかなりシビアなものです。ですが、本作については特に前作2作を見ておく必要はないし、そういう意味ではよい作品です。切り離してあげたほうが、本来の鑑賞ができるのではないかと、再度書いておきます。
どこかで書いていますが、私は映画もアニメもそこそこ観ますが、原作はほとんど興味がありません。読書は全然別ジャンルで、映画とは切り離したいのです。しかも、映画を原作を持ち出して批判するのは、はっきり言って映画の見方として間違っていると思いますし、作り手は「原作とは違ってもこれが映画としてはいいんだ!」という意気込みで作って欲しいし、そういう作品が好きです。
本作について言えば、原作にもひっぱられ(って想像ですが)、前2作にもひっぱられ、というところが、結局どことなく漂う中途半端さになって現れてしまいました。腹をくくって「完結した作品」として撮れば、もっとよくなったのでは? と思うわけです。
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プロフィール
Author:わさきち
にゃんこの舟盛りの映画・アニメレビューを独立させてみました。ほぼ連動してますが、こちらのが若干マニアックでクドイ(苦笑)かも・・・。
ネタばれは書きません。
何事もポジティブにとらえたい性質なので、批評は前向きです。
貶すところしかないようは作品は取り上げません。
こんなスタンスです。
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