レビューになりきれない映画評。でも、独自路線でまったりと語ります。  
 
 
 
 

【プレステージ】

久しぶりのサスペンス映画です。

プレステージプレステージ
(2008/01/01)
アンディ・サーキス、デヴィッド・ボウイ 他

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でも、これってなんで「プレステージ」なんでしょうか? 原題は「The Prestige」ですから、発音は"プレスティージ"に近いものになるはずです。「プレステージ」という言葉で日本語化しているのかもしれませんが、気に入りませんね。プレステージではスペルは最後はageとなるはずです。こういうの、ほんとによくないと思うのです。絶対に「プレステージ」では意味が通じません。金曜プレステージという番組がフジでありますが、私はずっと「Pre-stage」だと思っていました。変なタイトルだ、と思いこそすれまさか"prestige"だと考えたこともありませんでしたよ。今回、この映画のタイトルをWikiってみて、はじめて知りました。

さて、その「プレステージ」。5段階評価なら4つ上げたいけれど「星三つ半!」というところでしょうか。
私は特に予備知識もなく、監督にも役者さんにも特に思い入れもなく、純粋に"暇つぶし"的に観たので、結構楽しかった。

演出が凝ってます。
「確認 pledge」「展開 turn」「偉業 prestige」のプロローグは非常によかった。そしてまた、この映画全体の構成も「pledge」「turn」「prestige」なのです。言うなればこの映画自体が大掛かりなマジックだと言えます。
一見本筋とは関係ないような細かなエピソードが、すべてこのマジックの展開、つまりパフォーマンスである、というところが最後に明らかになるのは、爽快な感じです。ある意味、無駄な描写がまるでないのです。では、この"偉業"に驚いたか、というと微妙。

私は非科学的なことをあまり信じない性質ですので、マジックの本質はトリックであって欲しい、というとことで、星が半個欠けました。原作もこうなのでしょうから、仕方ないのかもしれませんが、最後のマジックの種の半分がもう少し現実的に理解できるものであれば、ぐっと評価が上がったかもしれません。(新・瞬間移動の種のことです。そのほかの種明かしは純粋に驚きました。)

具体的に書いてしまうと、この映画はまったく観る価値がなくなってしまうので、種明かしはできませんが。

あれやこれやと推理しながら、かつ(劇中のマジックについても映画全体にしかけられたマジックについても)トリックを見破ろうとしてみると、結構楽しいと思います。私ももうあれやこれやと推理してみたのですが、一つも当たりませんでした(笑)。後は衣装が素敵ですね。特に女性陣。19世紀のロンドン。いい感じです。

ドラマとしてみると、少し切なくなります。マジックにとり憑かれた男たちに翻弄された女性たちが…。あと、ビリビリを浴びるにゃんこちゃんを観るのは、猫大好きな私としてはちょっと辛かった。無事でよかったけど…。そうそう、怪しげな雰囲気を放っていた「テスラ」とは、ニコラス・テスラのことでしょうか?
テスラコイルも登場しているし、間違いないとは思いますが、いやぁ怪しかった。

2回目を観るかと問われれば観ませんが、エンターテインメントとしては十分合格ではないでしょうか。でも、ウカウカと観ていると大事な伏線を見落としてしまって、最後が腑抜けた解決にしか見えないと思いますので、台詞も描写も「これにはきっとウラがある」と、猜疑の目で観ると良いでしょう(笑)。
 
 
 
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Author:わさきち
にゃんこの舟盛りの映画・アニメレビューを独立させてみました。ほぼ連動してますが、こちらのが若干マニアックでクドイ(苦笑)かも・・・。

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何事もポジティブにとらえたい性質なので、批評は前向きです。
貶すところしかないようは作品は取り上げません。

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