レビューになりきれない映画評。でも、独自路線でまったりと語ります。  
 
 
 
 

レンブラントの夜警

レンブラントの夜警レンブラントの夜警
(2008/07/25)
マーティン・フリーマンエヴァ・バーシッスル

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先日、『真珠の耳飾の少女』を見てから、画家や画材を扱った映画をとっても見たくなってしまいました。それで、レンブラント。

日本でもファンの多い画家の一人でしょう。光と影の芸術家と呼ばれる、オランダの画家です。私事になりますが、今から十数年前にイギリスを旅行した際に、ウォレス・コレクションという博物館に行ったことがあります。

ウォレス・コレクションを訪れたのは、ルーベンスとレンブラントが目当てでした。
ウォレス・コレクションは、ベラスケス、ファン・ダイク、ドラクロワなども所蔵している半端ないコレクションで、おそらくご存知の方も多いでしょう。当事の私の未熟な感覚では、こういった名だたる画家の絵は、一点一点非常に重々しく飾られていて、ガラス越しに観るもの、と思っていたのですが、いや、ヨーロッパは懐が深い。博物館と言いながらも、もともとは個人コレクション、普通のお家(お屋敷といったほうが正しいか)に、所狭しと絵画やら宝石やらが展示されていて、お目当てのレンブラントとルーベンスははその他いろいろな作品の間にある意味窮屈そうに飾られていたのでした。しかも手で触れようと思えば触れられる(触れる人はもちろんいませんが)。

あの旅行の際には、美術品に対する敷居が日本よりもずっと低い、と感じることが多々ありました。例えばナショナル・ギャラリーのルネサンスの間で、美大生らしき方がカンバスを据えて模写をやっていたりする。目の前にある絵画は美術の教科書でも観る名画。そんな風景はどこの美術館でも見ることができる。やっぱり日本と違うんだなぁ…と、しみじみ感じ入ったのを覚えています。

話がそれましたが、そんなわけでレンブラントは好きな画家なのです。

なのですが…映画のほうは、どうしたことが全然面白く感じなかったのです。例えて言うと、シェイクスピアの舞台を予備知識無しに観た感じ、なのです。映画がシェイクスピアぐらい優れているのかどうかもよく分からないのですが。映像も美術的というか舞台的な感じで独創的。光の使い方も面白いし、音楽も面白い。そして、題材はレンブラント。なのに、ぜんぜん作品に集中できない!

演出過剰、というのでしょうか。この監督のファンの方には耐えられるのかもしれませんが、私にはちょっと厳しかった。ミステリー仕立てで面白いと思うのですが、どうしても舞台的な構図が「やりすぎ」と感じてしまう。純粋にレンブラントが好きなだけでは、楽しめないようです。

観終わったあと「あぁ、映画を観た」という充実感より、「最後まで寝なかったぞ!」という達成感が勝ってしまい、なんとも情けない。日頃、映画を観るには「鑑賞力」が必要で、それさえあればどんな映画でも楽しむことができると信じている私には、ちょっと衝撃的な作品なのでした。だから駄作なのかどうかさえ、よくわからないまま。なのに、もう一度観たいとは思えないのが、またすごい…。

なんとも不思議な作品です。

なんだか急に『ギャラリー・フェイク』を思い出しました。
私、漫画はほとんど読まないのですが、そんな私も好きな作品。ああいう感じの絵画ミステリー映画ってないのかしらん? 
Genre : 映画  Theme : DVDで見た映画
 
 
 
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にゃんこの舟盛りの映画・アニメレビューを独立させてみました。ほぼ連動してますが、こちらのが若干マニアックでクドイ(苦笑)かも・・・。

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